煙草とカセットテープの離婚

遠くにある文字は小声で話しているわけではない

透明な傘で来たなんて、現実の図書館じゃないみたいだ。橋だって渡った。濁流が会いにいくのは相模湾だけど、冬だから雪だるまの絵が似合う紙になって貼られているところが壁。いいところが見たいよね、自分がハートで描かれるのはきっかけなんだ。理科が目にとびこんできてはばたく。出してあげなさいよ、と沁みない出口がつくられていくのが気配でわかる。芝生がヒントになった今朝の雑踏が、そこからレインボー・ブリッジまで途切れないってことも。