煙草とカセットテープの離婚

遠くにある文字は小声で話しているわけではない

電車

ピザが焦げすぎてるか凍ってるかは自分の汚点に聞いて、と溝とガールスカウトは同時にさけんだって。重さを聞きそびれた集会所が、何個か月末に重なってる。曲がったアンテナに絡みつく麻紐に主張を託しながら老いていく、第五十一代ミス・鮮魚、その左右対称の胸。きみなら夜と朝の電車を乗り継いででも駆けつけるけど、恋の高層ビルは二階が今も映画学校のままなのか、誰にきけば。